州立カリフォルニア大学への、2009年秋入学の出願者数がこれまでの最高でした。
カリフォルニア大学(University of California, UC)の、学部新入生を受け入れている9キャンパスへの入学希望数が、昨年より2.9%増えて約9万8000人を記録しました。カリフォルニア州内からの出願は1.6%増の80,730人、州外からは10%増えて17,272人でした。
キャンパス別に見ると、 UC Los Angeles(UCLA)55,610人(入学定員4190人)、UC Berkeley 48,616人(4550人)、UC San Diego 47,032人(3625人)と続きます。また、9月から一番多く入学定員が減るUC Irvineは44,072人(入学定員3859人)でした。
また、大学3年生への転入学(transfer)希望者は、11.2%増の28,699人ありました。
UC関係者の話では、自宅通学希望者が多いようで、高校卒業生の多い大都市周辺のキャンパスへの入学希望の増加が目立っている、とのことです。
合格発表は、2月から3月にかけて郵送されます。
( 出典:Los Angeles Times, 2009年1月24日 )
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州立ですが、「A World-class Education」を謳うUCの出願状況です。
1、それぞれの大学の入学競争率は10倍以上、UCLAは13倍を超えています。東部の私立有名大学でも10倍程度ですので、州立でありながら同じくらい入学が大変になってきています。
2、自宅からの通学希望者が多いという傾向は、やはり経済状況の影響が大きいようです。
3、1年への新入生に比べ、3年への転入生の増加が大きいのは、授業料が20分の1くらいのコミュニティ・カレッジで最初の2年間を学んで学費の節約という、授業料値上げや経済危機の影響が大きいのでしょう。
日本でも国立大学への出願が始まりました。どんな状況でしょうか?
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