日本全国の小学5年生と中学2年生を対象に、昨年実施した「全国体力テスト」の結果が、文部科学省から発表されました。
(出典:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/01/1217980.htm )
最近、話題になることの多い「全国学力テスト」とは違います。
「体力」ですよ!
「平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(全国体力テスト)は、日本の国公私立小中学校の7割に当たる約2万3000校の小学5年生と中学2年生、155万人の体力測定と生活習慣等を調査したものです。 体力測定は握力・50メートル走・ボール投げなど8種目で、各種目を1~10点で評価した80点満点で合計点を算出しています。今回の発表には、都道府県別の合計点が含まれています。
この調査の結果・特徴を、マスコミの報道を元にリストしてみます。
1, 都道府県別の公立校の平均点を見ると、例えば、小5男子の上位は(1)福井(57.76点)(2)秋田(57.09点)(3)新潟(56.57点)だった。 女子も上位の順位は男子と同じだった。
2, 都道府県別の結果では、上位、下位は全国学力調査の結果と重なる傾向もあった。 福井、秋田は2008年の学力調査でも上位(小6の国語・算数とも福井、秋田は3位以内)だった。
3, 上位県は体育系の部活動への参加率が高く、朝食摂取や睡眠時間などの生活習慣が良い傾向にある。しかし、分析に参加した専門家は「大きな差ではなく、どんぐりの背比べの状況だ」としている。
4, 授業を除く1週間の運動時間が60分未満の割合も、中2女子が3割で最高だった。
5, 文科省は「過度な競争意識をあおらないようにしたい」としているが、現場の教員には、順位を上げることを目的にするような風潮が広がらないか不安視する声もある。
6、「教師も子どもも、学力向上で追いまくられているところへ『体力向上』が降ってくるのだろうか。」と語る小学校の先生もいる。
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「学力テスト」同様に、全国平均を大きく下回った大阪府の橋下知事は、「学力も体力も低い。大阪はどうすんねん」「体力増強に向けた課題を分析し、学校現場に奮起してもらうためにも、市町村教委は結果を自主公表すべきだ」と言い切った、とのことです。
マスコミの報道を見ていると、「学力テスト」の報道のコピーの様です。
詳細なデータは、こちらからどうぞ!
文部科学省 報道発表 1月21日
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