2009年2月13日金曜日

041 1300人の留学の夢が消える!

 留学仲介業者の破産で、1300人の留学希望者の夢が消えてしまいます。

 昨年9月に倒産した留学仲介大手の債権者集会で、留学予定者1300人余が前払いした約10億円は一切戻らないと説明があったと言われてます。


  

 若者の夢を打ち砕いた、悲しいニュースです。

  この業者は、年間8000人もの留学生を扱ってきた大手業者で、留学情報の提供だけではなく、渡航費用・授業料をお客さんから預かっていたとのことです。
 その業者が倒産し、保有財産がなかった。そのため、留学費用を前払いしていた留学予定者への返金は不可能とのことです。まさに、留学するために、お金を工面し、勉強してきた若者の努力が、水泡に帰してしまいました。
 これだけに留まらず、以前の報道では、現在留学中の人の授業料などの支払いも出来ないので、その人達は留学先での勉学をあきらめ、帰国するしか道がないとのことです。

  私が教えている日本の大学のクラスの受講生の半数は、短期・長期の留学を希望しています。留学するために、アルバイトをがんばったり、英語の勉強をしたり、私のクラスを受けたりと、本当の努力して苦労して、留学に旅立っていきます。

 若者達が簡単に海外旅行に出かける時代です。しかし、留学は、日本の教育に飽き足らなかったり、留学先での勉学に夢を抱いたりと、若者達のまじめな気持ちなしには、達成できない夢です。
 その夢を打ち砕く、業者は許せません。

  もう一つ思うのは、「留学は自分の力で十分出来る」と若者に知って欲しいことです。
 私自身、30年以上前の留学生です。最近の世界中からきている留学生を接する機会もあります。どうも、留学仲介・斡旋業者のお世話になって留学しているのは、日本の留学生ばかりのような気がします。

 自分自身の力で留学の準備が出来るようにすることが、留学先での「夢」の実現には必要だと思います。
 がんばってください。

0 件のコメント:

コメントを投稿